ふっふっふ、今度は2週間でできたー!
というわけで、今度はティオ編。 第1回のアース編はこちら。 第2回のブラゴ編はこちら。 いや、いっそ別ブログにするとか、投稿日時を1900年代にするとかで隔離しようかとか考えないではないんですけどね。 1:ティオの基本戦闘力 ティオは見かけほど弱っちくはないですが、魔物相手に格闘を挑めるほどの力はありません。 ガッシュとかに首締めを見舞ったりしてますが、あれはじゃれあいの延長……というには過激すぎるかな(笑) とにかく真剣勝負や殺し合いの最中にできるようなものではありません。 身体能力は、魔物基準では見た目通りの小さい女の子(ただし、腕白)でしかないようです。 格闘技の心得もなし……カンフーとかに興味はあるようですが。 2:術の性能 ティオの術の数は7。 ここまで生き残った魔物としてはやや少なめ。 術の種類としても、あまり一般的ではない傾向があります。 分類も若干しづらいので、習得順(セウシル、サイス、マ・セシルドは順不同)に紹介。 ○セウシル 自分を中心とした球状もしくは半球状のバリアを張る術。 一般的な防御用の術と違い、全方位を防御できるが、 地面などに接する場所にはバリアが張られず、地中が死角になる。 強度は初級の術ならほぼ防げる、中級なら双方の練度次第。 ギガノ級が相手だとまず防げない、程度。 ○サイス 光の刃を飛ばして攻撃する術。 刃とはいっても形状が刃っぽいだけで切断する能力はないようで、人間に直撃しても体がちぎれたりはしない。 魔物の攻撃術の中では非常に破壊力に欠ける術で、魔物相手に有効打を当てられたケースがほとんどない。 ○マ・セシルド 盾を作り出す術。 非常に防御力が高く、ギガノ級程度では破壊は不可能に近い。 しかしそれより強い術には耐えられない。 ある種パワーインフレの犠牲者でもあるが、それはティオの基礎魔力が上がるか、より強力な防御呪文を持つことで乗り越えられるはず。 この作品の中盤で、ギガノ級の術が「一部の魔物がもつ強力な術」→「大抵の魔物が決めわざとして持つ術」→「~オウやディオガに劣る中規模攻撃術」と立場を下げていく以上、マ・セシルドとていつまでも無敵の盾ではいられないのだ。 ○サイフォジオ 巨大な剣を作り出し、突き刺すことで体力・心の力を回復させる術。 初めて出した時はその形状ゆえに敵に刺して回復してしまったりもした。 回復させる対象は、人間、魔物を問わない。 ○ギガ・ラ・セウシル セウシル同様の球状・半球状のバリアを張る術だが、 こちらは敵を中心に張り、バリアの中のものから外を守るバリア。 バリアに閉じ込められた魔物、人間がバリアを破ろうとしてバリアに攻撃を加えた場合、バリアはその攻撃を反射してしまう。 バリアに閉じ込められた状態で反射された攻撃を避けるのは困難。 強度はセウシルよりは上。ギガノ級ぐらいまでは防げる。 ○チャージル・サイフォドン 女神像が柄側についた剣を生成し、敵にぶつける。 敵と定めた相手への怒りや憎しみによって、女神像の顔が凶暴になり、攻撃力も増大。 ほとんど怒りや憎しみがない状態ではギガノ級もしくはそれ以下の威力。 怒りや憎しみが非常に溜まっている時の攻撃力はディオガと同等もしくは若干上。 攻撃力が高い状態のものは作中で二度出たが、その威力が限界とは限らない。 威力が非常に不安定で、作戦には組み込みにくい術である。 ○チャージル・セシルドン 非常に大きな盾を作り出す術。 盾で守る対象への思い入れで防御力が向上する。 チャージル・サイフォドン同様、安定した力は発揮できないが、 基本の力はチャージル・サイフォドンより高く、 思い入れが極まって高くならずとも、ディオガ級くらいなら楽々防げそうである。 ティオの術には ・攻撃力に乏しく、守備優先 ・攻防ともに最強の術が、感情に左右される という特徴があります。 強化術なし、攻撃術は基本の術としても弱いサイスと威力の不安定なチャージル・サイフォドンしかないというのは、一人で勝ち抜くのは不可能と断言されているようなものです。 また、防御の性質を持った術が7つ中4つもありますが、 チャージル・セシルドンを除くとディオガ級を防ぎきれません。 もはやディオガ級は、一回の戦闘で何度も出してくる敵がいて当然のものなので、 守りの決め技となるチャージル・セシルドンをその度に出さないといけないようでは辛い。 現状、かなりの力不足、術不足と言わざるを得ません。 3:パートナー 大海恵。未成年な上にアイドルと、非常に動きにくい立場です。 武道の経験はありますが、魔物相手に取っ組み合いができるほどの無茶はできません。 (たまにいるんですよ。人間のくせして魔物の戦いに割って入れる超人が) 勇敢ではあるし、心の力はあるし、ティオの事情に真摯に向き合ってくれるので、 本の持ち主としては(社会的な立場以外には)申し分ないといえるでしょう。 4:総評 現状では王にはなれそうもありません。 基本的に攻撃力が致命的に不足、 ファウード編にて会得したチャージル・サイフォドンも周囲がディオガ級の使い手ばかりだと使い勝手の悪さばかりが目立ち、その上守備力の限界も露呈しました。 それ以降、さらなるインフレに取り残され、ガッシュ、ブラゴ、ゴーム、クリア、アシュロンの戦いを前にするとできそうなことがありません。 サイフォジオの回復力と、チャージル・セシルドンでのここぞという防御には期待できますが、戦いを組み立てる要素が致命的に低いのと、単純な力不足が響いてきます。 正直、覚える術が魔物によってここまで差があると、戦いのシステムや100名の人選にも疑問が沸いてきます。この戦いは共闘連合は自由ですが、ティオの場合他の魔物と組んでも最終的に寝首をかくか自発的に負けてもらう以外、王になる手段は皆無です。 今後の活躍には期待したいのですが……
by yasutohb
| 2007-04-08 23:59
| 漫画
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