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テニスの王子様 比嘉中の縮地法について(暫定)

週刊少年ジャンプに『テニスの王子様』という漫画が連載されています。



ここからは、テニプリに興味ない人知らない人は豪快に置いてけぼりになりますのでご了承ください。

さて、舞台は全国大会。青学の初戦の相手は沖縄代表の比嘉中。
メンバー全員が沖縄武術を使う、いかにもテニプリなチームですが、
その沖縄武術由来の技として比嘉中のレギュラーが(今のところ)全員が共通で使う技として、
縮地法が挙げられます。
対戦相手からすると、コートの後方から一歩でネット際まで詰めてこられたような感覚に陥ってしまうこの技、正体は一体なんなのでしょう。

当初、最有力な手がかりだと思われたのが、比嘉中の初戦の相手、六角中の監督、オジイが試合を見ながら行った台詞でした(過去形)。それによると、

「沖縄武術などで、相手に悟られず接近する方法。
 地面を蹴って走るのではなく、地球の引力、つまり自然落下を使ってむしろ早く歩く。
 イメージとしては一歩でまたぐという感じ。それだと初動が全く相手から見えず頭の位置が変わらないので一瞬でネット際で現れた様な錯覚を起こさせる」

とのことです。ここまで言った時点で、オジイは比嘉中の選手(プレイ中)の打球(おそらくはサーブ)を顔面に受けて倒れ、病院に運ばれます。
当初、これは縮地法の秘密を知っていたオジイにこれ以上喋らせないために潰したと思われていましたが、次戦の青学戦において、特に何もしていない青学顧問に対してもスマッシュを当てようとしていたので、顧問や監督を攻撃するのは単に比嘉中の常套手段だったようです。

それはともかくとして、オジイの言ってること自体が私にとってはチンプンカンプンなんですよ。
だって一歩でまたごうとするとどうしても一歩の歩幅、ひいてはモーションが大きくなり、頭の位置も丸分かりです。
よってオジイが言ってたのはただの俗説だったということでしょう。
実際それを信じた六角の選手、結局負けちゃいましたしね。

というわけで、使い手たち本人のコメントや実際の動きから情報を集めてみましょう。
まずは比嘉中のシングルス3・田仁志くんの台詞より
「ドライブCなら縮地法を使ってノーバウンドで返すまでだ!!」
ドライブCって確か……そうそう、原理とかよく分かりませんがコートにボールが着地してもバウンドせずに転がっていく技なので返すならノーバウンドでやらなやきゃいけないわけですが、そこで縮地法が出てくるということは……錯覚のみならず、実際の移動スピードが上昇するということです。そして実際にノーバウンドで追いついてます。その際の足の動きを見てみると、なんとなくコートを滑っているようなコマが見受けられます。

そしてダブルス2の平古場。
後ろに縮地法で移動してます。ここでは足の動きはよく分かりませんでした。
シングルス2の甲斐は左右には縮地法が使えないことを内心で喋ってます。

これらの情報から、比嘉中の縮地法とは、
「コートの上を滑りながら走ることによって、スピードアップを図るとともに、
 動いた距離に比して足の動きが小さいので相手にあまり動いていないかのように錯覚させる技。後ろに対しても使えるが、横には無理。無理矢理やろうとすると一々横向いて滑るための摩擦作って……と手順が複雑ゆえにテニスコート程度の移動ではかえって時間がかかる上、横から見ると滑ってるの丸分かりなので錯覚効果もない」
といった全体像が見えてきますが……これ以降の展開によってはあっさりひっくり返る危険性があります。というか多分ひっくり返るんだろうなぁ。
by yasutohb | 2005-05-07 22:24 | テニスの王子様


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